『奇才コルプの世界』 1月20日 オーチャードホール
2003年の年初に新国でヴィシニョーワとの白鳥を見たときから、イーゴリ・コールプにファンになった私です。 それまでにも『バレエの美神』とかで眠り他を観たのですが、それはあまり印象に残っていません。
新国の白鳥の後、ルジガラで『薔薇の精』と『パクリタルの白鳥』を観て、感動しました。 それ以来、ニコラ・ル・リッシュ→ルジマトフに続いて、my favorite dancer です。 昨年からはシュツットガルトのイリ・イェリネクもかなりのお気に入りになってしまいましたが(^^;
今回のガラ、コルプの色々な面を見れたのはとても楽しかったのですが、コルプには、他のダンサーにはない『何か』を強く期待しちゃいます。
以下コルプの熱烈
な1ファンの感想です。
第1部はモダンな演目で構成されていたのですが、まずしょっぱなの『パクリタルの白鳥』。 確かにコルプに奇才ぶりを日本ファンに位置づけた作品でしたが、正直初演時ほどの感動はなかったです。っていうか、最初の演目にもってくるにはちょっと地味だし、コルプも少々緊張気味だったような気がして、この演目の面白さを表現しきれてなかったような気がしました。 初演の時はガラで2演目のみの出演でしたからね。 こちらが見慣れたせいもあるかもしれません。
第1部の他の作品、確かに見たことのないコルプを見せてくれましたが、コルプにしてはわりと地味だったし、熱烈なコルプファンとしてはちょっと期待が過大だったかな!?という印象です。 第1部で好きだったのは、エルサ・カリッロ・カブレラ ミハイル・カニスキンの「カジミールの色」。 カニスキンは素敵なダンサーだな~と思いました。
「道」 のナタリヤ・マツァーク、今回『海賊』を観られなかったので初見でしたが、素晴しいテクニックのダンサーでした。
第2部はクラシック。 素晴しかったのはナタリヤ・マツァーク/ミハイル・カニスキンの「グラン・パ・クラシック」。 衣装も、踊りもちょっとモダンなスタイルだったのですが、それが2人に良く合っていて、踊りも凄かった!!
その後に出てきた『海賊』のシェスタコワのレニ国バージョン衣装がちょっと違って見えてしまいました。 ガラの時は無地の衣装のほうが、気分も変わってよいかもと思いました。 シェスタコワと踊ったボロヴァは第1部のソロでも力強い踊りでしたが、海賊は凄いジャンプが得意な彼の十八番なんだなと思いました。 アリはこういうジャンプが得意な人のものなのだと感じる今日この頃。 ルジ様やコルプのエレガントでスタンダードなアリも素晴しいのですが・・・
「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」は、観たことがなかったのですが、お友達からコミカルな演目と聞いていました。 なるほどマラーホフに似合いそうな感じですね。 こういうコルプを観れるのも楽しかったです。 カブレラの演技も素晴しかった。
クラシックを踊ってくれるのであれば、去年の夏観た躍動感のあるパキータのVとかも観たかったです。 スーシャもいたことだし
第3部はマハリナと2人での『ブランコの2人』。 これは凄い作品でした。 かなりリアルな現代作品で、マハリナのお色気満載でした。 もう一度じっくり観てみたいです。
ラストはダンサーがそれぞれブラックドレスを着て、タンゴを踊りました。 シェスタコワは短めのドレスで可愛い
何故踊るときにもカワイイメイクが出来ないのか?????(笑)
コルプは・・・やっぱりちょっと変わった(忍者風にも見える)黒い衣装で、タンゴをソロで踊ってくれました。 彼らしい躍動感のある、楽しく、素晴しい踊りで、実はこのガラで一番ツボだったかもしれません
まあ彼も緊張がちょっと解けたのかもしれませんね![]()
最後に舞台中央のタワーをコルプが登っていって、宙に舞っていくという演出も、コルプらしかった。
今回色々なコルプを見れて楽しかったのですが、なんとなく「ガラになるとやっぱりみんなこういう演目を選ぶのかな~」みたいな印象もありました。
確かに正統派な面のコルプは全幕作品で楽しめますけどね。 けど「白鳥の湖」や「海賊」って男性メインキャストの踊りってわりと少ないんですよね・・・ 私的にはコルプの一番の魅力って踊りにあると思うので、全幕でも、ガラでも踊りを多く見せてくれる公演を期待しています
今年はコルプガラと海賊に日程が中3日で両方遠征するのが難しく、海賊を諦めるしかありませんでした。 次回は行きやすい日程だと良いのですが・・・
第1部
「白鳥」
イーゴリ・コルプ
音楽:C.サン=サーンス 振付:R.パクリタル
「カジミールの色」
エルサ・カリッロ・カブレラ ミハイル・カニスキン
音楽: D.ショスタコーヴィチ 振付:M.ビゴシゼッチ
「デュエット」
ヴィクトリア・クテポワ/イーゴリ・コルプ
音楽:A.コレッリ 振付:D.ピモノフ
「道」
ナタリヤ・マツァーク
音楽:J.マスネ 振付:D.クリャービン
「Something to say」
オウルジャン・ボロヴァ
音楽:クリント・マンセル
振付:セルゲイ・セルゲイエフ
「レダと白鳥」
草刈 民代/イーゴリ・コルプ
音楽:J.S.バッハ 振付:R.プティ
第2部
「眠りの森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
ヴィクトリア・クテポワ/ヴィクトル・イシュク
音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ
「グラン・パ・クラシック」
ナタリヤ・マツァーク/ミハイル・カニスキン
音楽:D.オーベール 振付:V.グゾフスキー
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
オクサーナ・シェスタコワ/オグルキャン・ボロヴァ
音楽:R.ドリゴ 振付:M.プティパ/V.チャブキアーニ
「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」
エリサ・カリッロ・カブレラ/イーゴリ・コルプ
音楽:G.ロッシーニ 振付:C.シュプック
第3部
「シーソーゲーム~ブランコのふたり~」
ユリア・マハリナ/イーゴリ・コルプ
音楽:J.S.バッハ/C.ヴァルガス 振付:R.パクリタル
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